【うわさのZ7】ニコンからフルサイズミラーレスが発売!プロの現場での使い方を聞きました!
最近はソニーや富士フイルムがハイスペックなミラーレス機を次々と投入しており
一般ユーザーではミラーレス機のシェアが増えていますが、プロの現場では一眼レフ機がまだまだ主流となっています。
しかし・・・
ついにプロの現場で支持されているニコンとキヤノンからもフルサイズのミラーレス機が発売となりました!!!
今後はプロの現場でもミラーレス機がどんどん増えて行く事は間違いありません。
そこで今回は本日発売される新製品のZ7の特徴と
ミラーレス機のプロの現場での活かし方 について
ニコンさんに直接話を聞きました!
リンク:待望のニコン新型ミラーレスカメラ
新製品のミラーレス一眼の特徴は?
インタビューに応じて頂いたのは㈱ニコンイメージングジャパンの佐藤さんです。
西日本を中心に営業をしており写真館や学校撮影などのプロの現場を熟知されています。
今回はZ7の実機をご用意頂いて、フォトルプロユーザー向けに話をお伺いをさせて頂きました。
まず初めに、D850などの一眼レフ機とZ7・6などのミラーレス機の違いは何でしょうか?
佐藤:簡単にいえばレフ(ミラー)がないため光学的な像ではなく電子処理による像をEVFを通して見ることとなります。メリットとしてはファインダーを使って無音撮影が可能となります。
更に光学モードではできなかったEVFで撮影結果を確認しながら撮影を行うことができます。
一眼レフ機とミラーレス機でそれぞれ特徴が異なるため、お客様の用途に応じて使い分けていただければ良いと思います。
素材はD850と同じマグネシウム合金でとても軽くなっています。
今回マウントが変更になり驚きました。
Z7に搭載されている「Zマウント」の特徴は何でしょうか?
佐藤:将来の100年に向けてニコンが新開発したのがZマウントです。Zマウントは口径が大きくなりフランジバックが短くなっております。この結果、今までのFマウントよりも設計の自由度があがり光学性能も周辺部までのすみずみまで発揮する事ができるようになりました。
今まで実現できなかったことができる可能性があります。
マウントアダプターも同時に発売されますが画質が落ちることは無いのでしょうか?
佐藤:マウントアダプターに光学系を使っておらず、フランジバックへの影響も無いので全く問題ありません。
お客様の反応は?
全国でファンミーティングを実施されていますがお客様の反応はいかがですか?
佐藤:とても好意的に受け取られている印象です。 撮影対象によっては一眼レフの方が向いているにもかかわらずミラーレスのほうが高機能と思っている方も見受けられました。
初めて触ったお客様からは
「コンパクトで小さい」
「質感がよくて持ちやすい」
「ファインダーがキレイ」
との声が多かったです。
あと、過去のレンズとのフル互換については評価が高かったです。
プロの現場での活用法は?
プロのユーザーについてはどのような方がターゲットになりますか?
佐藤:物撮り・風景等の動きの激しくない被写体が向いていると思われます。
動画撮影においてはニコン製品の中では一番、高性能・高機能となります。
ネイチャーの撮影をしている方はシステムが軽くなるのでとても喜んでおります。
プロ現場でミラーレス機の特徴を活かした撮影方法はありますか?
佐藤:無音撮影が必要な現場が向いていますが動きが激しい被写体には一眼レフの方が向いています。
センサーカバー率が高いので、ポートレートの撮影時に構図を決めた後につどAFの位置を変更しなくても良いので撮影が楽になります。
またミラーレス機になった事で無音撮影ができ、舞台撮影や音楽発表会などで活用する事ができます。
またSシリーズのレンズからモーターが変わりモーター音もほとんどでなくなっています。
プロの現場ではダブルスロットが主流ですがシングルスロットに対する反応はいかがですか?
佐藤:普段からダブルスロットで使用されている方は心配の声を耳にします。シングルスロットではありますが、XQDカードは信頼性が高く、より高速なので安心してご使用頂けると思います。
また、テザー撮影等で常にPC転送されている方などはスロットが一枚でも全く気にされていない印象です。
メディアはSDカードが主流ですがXQDカードに対しての反応はいかがでしたか?
佐藤:一般の方からは現在発売されているXQDカードの容量が大きい商品しかないため、金額がかさむのではとの指摘がありました。
しかしプロの方はXQDに関しては特に指摘は無く、
XQDはパソコンへの転送速度が速いので作業効率も良くなるので仕事の効率が良いとの声を頂いております。
プロの現場では過酷な環境での撮影も想定されますが防塵防滴性能はいかがですか?
佐藤:Z7・Z6共にD850同等の仕様を実現しておりますのでご安心下さい。
今まで一眼レフ機で使用していたアクセサリー関係はそのまま使用できるのでしょうか?
佐藤:カタログのシステムチャートをご覧頂けると分かる通り、既存のスピードライトやバッテリー、チャージャー他、各種アクセサリー関係システムがご利用頂けるのでご安心下さい。
まとめ
今回はニコンイメージング佐藤さんに新商品の「Z7」についてお伺いをさせて頂きました。
現在はプロの現場でまだまだ一眼レフ機が主流ですが、今回ニコン・キヤノンからフルサイズのミラーレス機が発売された事で、今後はどんどん増えてくると思います。
フォトルプロでは、今後もプロの現場でのミラーレス活用法について情報を発信して行きますので、ぜひご活用下さい。
リンク:待望のニコン新型ミラーレスカメラ
また当社営業スタッフも皆様の撮影ビジネスをサポートさせて頂きますので、ご相談があればお気軽に営業担当もしくは、下記フォームからご連絡下さい。