フイルム処理が出来なくなる?「Frontier330・340E」をお使いの方は要注意!
デジタル処理が主流になり、ネガ処理がどんどん減ってきている背景でフイルム現像機やネガスキャナーも需要が少なくなり、今では製造自体が無くなってきています。
特にフジフイルム製のネガスキャナーSPシリーズは既に製造中止となり新品が手に入らない為、中古を探すしか方法が無い状況です。
現状ネガ処理を行っている方は、今お使いのフイルムスキャナーをより大切に使用し続ける必要があると思いますが、Frontier330や340Eのようなプリンターとフイルムスキャナー一体型のラボ機をお使いの方は、ラボ機買替え時期にこの問題に直面してしまいます。
なぜフイルム処理が出来なくなる?
現在Frontier330、340Eをお使いで、ネガ処理も有りラボ機を買替え検討されている方は特に注意です。同じA4サイズ処理の現行機Frontier LP5000Rにはフイルムスキャナーが搭載されていない為、Frontier330、340EからLP5000Rに変える際には新たにフイルムスキャナーを用意する必要があります。
しかし現在フジフイルム製のフイルムスキャナー新品は無く、程度のいい中古品も数少なくなってきている状態です。仮に買替え検討がドライ機でも同様の事が言えます。
継続してネガ処理するには?
中古のフイルムスキャナーが用意出来ればベストですが、用意出来なかった場合ネガ処理をあきらめなければならないかというと、方法は何点かあります。
汎用フイルムスキャナーを使用する
Kenko社やエーパワー社などから汎用フイルムスキャナーが発売されています。
主に35mmフイルム対応ですが、中にはブローニー対応やマウント対応のものも有り、種類は様々で価格もリーズナブルです。
EPSON社やCANON社から発売されているフラットベットスキャナーにもアダプターを使用する事でフイルムスキャン出来るものがあります。
ただ、あくまで汎用品の為精度とスピードは業務用には及ばず、大量処理には不向きです。
外注処理に切り換える
一番手っ取り早い方法です。ただ、内製に比べコストが上がる事と納期がかかりますので、利益減とスピード対応は出来なくなります。
ノーリツ社フイルムスキャナーを使用
実はノーリツ社のフイルムスキャナーをフジ製品のDIコントローラーに接続する事が可能だそうです。この方法だと仮にフジフイルム社のフイルムスキャナーが手に入らなくてもノーリツ社のフイルムスキャナーでまかなう事が可能で、今までと同様の処理が出来るようになります。
ただ、価格は100万以上する商品の為、ラボ機とは別に高額投資が必要となります。
同様の条件だと高額投資が必須に
今までと同様の条件で処理するとなると高額投資が必要で、コストを抑えると利益率や納期の問題、手間の問題が発生してしまいます。フイルムスキャナー一体型ラボ機を使用されていて、今後もネガ処理が必要な方は今のうちに程度のいい中古品を確保するのもひとつの方法かもしれません。
その他「ラボ機に関するお悩み」や「買い替えを検討していて提案してほしい」などございましたら、お気軽にフォトルプロまでお問い合わせください。
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