ドローンビジネスが気になる方必見!法規制や保険は?体験セミナーレポート
『ドローンを使った撮影ビジネス』に関する話題は、最近ではよく耳にするようになりましたが、イメージは湧くけど具体的に何が必要かよく分からない、という方も多いはずです。
「法律の規制は?」、「もしもの時の保険は?」、「そもそも操縦は難しいの?」
そんな疑問にお答えするセミナーが、昨年2016年11月10日、奈良県大和郡山市で、
ジャパンクリエイト㈱様、㈱フォトスタジオエル様、㈱ナニワ商会の3社合同主催で行われました。
今回はその体験レポートを簡単に紹介しますので、ドローンビジネスに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
当日に使用したドローン4機種の紹介
メーカーさんが準備中のところを失礼して写真を撮った為、少し分かりづらい画像になってしまいましたが、今回のセミナーでは4機種のドローン機が紹介されていました。
コンパクトボディから一眼レフ搭載可能機まで、ラインナップは豊富。それぞれの特徴を教えて頂きましたので御紹介します。
MAVIC PRO(マビックプロ)
軽量・コンパクトボディが特徴のドローン機。付属のバックに機体、コントローラーが収納が可能で、持ち運びに便利。その小型ボディからは想像できないような充実機能を搭載していて、静止画像1200万画素、4K動画撮影、衝突回避センサー搭載で、フル充電で約27分の飛行が可能。
価格は推定¥119,800~
PHANTOM 4(ファントム4)
代表的なドローン機。先程のマビックプロほど小型ではありませんが、大きさとしては飛行中の目視が容易に出来る、ちょうどいいぐらいの大きさです。静止画像1200万画素、4K動画撮影、衝突回避センサー搭載で、フル充電で約28分の飛行が可能。
価格は推定¥146,000~
INSPIRE 1(インスパイア1)
業務ユースでシェア率No1のドローン機。レンズはマイクロフォーサーズ製のレンズが取付可能で
(対応品に限る)、絞り値を変更できる特徴を持っています。技術は必要ですが、上空からF値解放の静止画を撮影する事も可能です。飛行時間は約18分と他と比べると少々短い気がしますが、離陸した際にプロペラアームが上部に変形していく様子は、まるでアニメの変形ロボを思わせるような感じでちょっと感動ものです。
価格は推定¥241,900~
MATRICE600(マトリス600)
総重量6kgまでの一眼レフカメラが搭載出来るドローン機。搭載スペースに限りがあり、今回は「Sony α7S」が搭載されていましたが、EOD5DMarkⅢでも搭載可能だそうです。
飛行時間は約35分。ドローンの操縦とカメラの操縦が分けて出来るため、1人はドローン操縦、もう一人はカメラ撮影に専念できるという代物。
価格は推定¥561,600~
今回展示されたドローン機4種類を簡単に紹介しました。
では次に実際のセミナー内容をご紹介していきます。
ドローン活用ビジネス セミナー内容
満員御礼となったセミナー会場では、ドローンの基本的な概要、飛行可能区域の説明、飛行許可申請の有無、法律等の規制、保険に関する案内が説明されていました。
まずドローンに関するセミナーがジャパンクリエイト㈱ 熊木様講師で行われ、内容を簡単にまとめるとこんな感じでした。
ドローン機の取扱い業者
今回紹介のドローン機はDJI JAPAN株式会社の製品で、本社は中国。世界シェア7割をカバーする無人自動空撮システム世界No1メーカーで、ジャパンクリエイト㈱さんは国内販売代理店。
ドローン機の基本情報
・地上から150m未満の飛行が条件。基本的に目視出来る範囲での飛行。
・人や家屋等の人口密集地(4,000人/1平方km)や空港周辺での飛行は国土交通省の申請許可が必要。申請には飛行経験時間と飛行内容が重視される。
(飛行可能エリアはDJIホームページで確認出来ます。)
http://www.dji.com/jp/flysafe/no-fly
実際の画面はこんな感じで、赤色区域(人口密集地区)と青色区域(空港周辺)が申請必要エリアです。
意外と申請必要エリア外では申請無しで飛行可能だそうです。
- 飛行操縦技術は簡単で、初心者でも操縦可能。
- プロペラ部は接触時の事故を最小限に防ぐため、壊れやすくなっている。
- ホームポイント設定で、バッテリー消耗時でも自動で帰ってくる(GO HOME機能)
- 手持ちのスマホやタブレットにドローンアプリ「DJI」をダウンロードして使用。
- アプリ内にフライトシュミレーションがあり、飛行練習が出来る(ドローン本体電源ONが条件
本当に簡単にまとめてしまいましたが、感想としてはもっと複雑でハードルの高いものに感じていた為、 意外に取組ハードルは低いのではと思わせる内容でした。
ただ国土交通省への申請は中々複雑な内容で、実際の操縦者の氏名やフライト経験時間なども記入が必要だそうです。
では次に保険に関するセミナーの紹介です。
ドローン保険
講師は東京海上代理店 ㈱井高興産の杉戸さんで、簡単にまとめると
- 基本的に自動車保険と同じイメージ。
- 対人対物に関する保険と機体本体に関する保険の2つに分かれ、個人契約は出来ず法人契約のみ。
- 国内使用時のみ適応。国外使用時は適応外。
- 保険料は機体の価格で異なり、10万円未満の商品は加入出来ない。
ざっとこんな感じでしたが、保険会社によっては内容が少々異なる場合があるそうです。
実際は今後のドローン普及に伴って内容も変更される可能性が高いとも言われていました。
約2時間のセミナーも終わり、いよいよ実機体験時間となりました。
ドローン飛行体験
セミナー会場から少し離れたグランドに移動して、いよいよ飛行体験。
11月という少し肌寒い気温で風も少々感じられる中でしたが、熊木さん曰く風速8mぐらいなら
ドローン飛行は可能との事。
全体を4班に分け、班ごとに操縦の先生が付き一人一人に丁寧に説明してくれるという親切対応。
操縦の先生は㈱フォトスタジオエル スタッフ様が親切に説明されていました。
そんな様子を見ている中、次々とドローンが離陸を始めました。
そこで感じた正直な感想は「皆さん経験者?」と思ってしまうぐらい皆さん操縦がうまい!
上昇、下降、右移動、左移動、前後移動、方向転換と操作は複雑そうに見えますが、実際操縦された方に聞いてみるとラジコンと同じような感じで、むしろラジコンより簡単と言われていました。
実際に私も操縦させてもらいましたが、たしかに簡単!
コントローラーの右スティックで上昇、下降、方向転換 左スティックで前後左右の動きがコントロールでき、スティックから指を離すとホバーリングというGPS機能を使った機体バランスを維持する
機能が働きその場で停滞し続けるため、迷ったらスティックから指を離せばOK!
チャンネルを変える事で右スティックと左スティックの操作内容も変更出来るそうです。
ドローン本体に搭載されているカメラから手元のタブレットに映像が送られてくるので、上空からの
タイムリーな映像が手元で確認出来、普段では中々見られない景色も簡単に見られます。
まったく初心者の私でもドローンの離陸から飛行、着陸まで問題無く操縦出来、これならすぐ実践に使えるのでは?と思えるぐらいでした。
予定時間を迎え、ドローン体験セミナーは無事終了。
参加された方からは早速検討してみようという声も聞かれましたので、今回のセミナーは大成功だと思います。
以上でレポートは終了ですが、これからドローン導入を検討されている方、ナニワ商会では今後ドローンの取扱いも予定しておりますので、是非当社担当セールスへお声掛け下さい。
最後に、ジャパンクリエイト㈱様、㈱フォトスタジオエル様、今回のドローン体験セミナーに多大なるご協力を頂き、本当にありがとうございました。
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