「キヤノン EOS5D MarkIV」を「MarkIII」を使用するプロがその違いを体感レビュー
昨年、2016年9月に発売された「キヤノン EOS5D MarkIV」ですが、クチコミサイトなどでも非常に評判が良く、当フォトルプロにおいても非常に多くご注文をいただいています。
今回は、MarkIIIの使用経験のある金友弘文さんに、MarkIVとの違いをふまえて体感レビューをしていただきました。
・使用レンズ: EF16-35mm F2.8L ⅢUSM
まずはMark4で撮影をしてみての印象はどうでしたか?
金友氏 RAWデーターで感度800にて星の撮影をしてみました。RAWで現像後暗部の解像度、ノイズがよくなっているのが分かりました。
RAWデーター現像ソフトは「Digital photo professional 4」でないと開きませんでした。「Digital photo professional」のバージョン3と4で比較すると、処理の仕方が違っているのか、バージョン4の方が暗部の解像度やノイズの出方はともに良くなっていました。
Mark3から大きく変わった点と感じた点はありますか?
金友氏 7DMark2に搭載されていた、フリッカーレス機能を継承しているのが良いですね。高速シャッター時に発生する、蛍光灯や水銀灯のちらつきによって色が変わったり、暗くなったりする現象を回避することができます。
Wi-Fi内蔵なのと、4K動画からのボディー内切出しも魅力ですが、撮影モードを動画にして、タイムラプス撮影は、一定間隔で撮影した静止画をつなげる事もできます。
液晶が、タッチパネルによる拡大表示でピントが正確に速く確認できる点や、タッチパネルでの操作は慣れると速いですね。
ずばり、Mark4の魅力はどこでしたか?
金友氏 有効画素数は3040万画素になり、Mark3より810万画素増えたところです。集合写真、ポスター、アルバム見開きに威力を発揮しそうですね。
デュアルピクセルCMOSイメージセンサーを利用した、デュアルピクセルRAWは解像感補正、ゴースト低減で、RAWデーターを扱う人ならば違いがはっきりとわかるはずです。
特にRAWデーター現像でアンダーを持ち上げる場合、シャドウ部のノイズはかなり低減されていました。新しいイメージセンサーが非常に優秀です。
Mark4を買いたいと思いますか?
金友氏 価格は少し高いと感じますが、もう少し安くなればぜひ買いたいと思います。
動画に関してはテストができませんでしたが、興味があるので、また使用できる機会があれば試してみたいと思います。
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