
【学校空撮OKも油断禁物!】法的許可を得た後に“絶対気をつけたい”5つのポイント
こんにちは!ナニワドローンアカデミーインストラクターの近木です!
今回は、学校の空撮が「国土交通省の許可」や「学校の承認」をクリアした後に気をつけるべき大切なことを初心者の方にもわかりやすく紹介します。
「許可がある=自由に飛ばせる」わけじゃないんです!
1. プライバシーへの最大限の配慮を!
たとえ許可を得ていても、子どもたちの顔が写る写真・映像は特に慎重に扱いましょう。
・写真は学校に確認をとってからSNSなどに掲載する
・撮影後は保護者や学校関係者への同意があるか再確認
・望遠ズームや低空での長時間の撮影は避ける
ドローンは便利な分、誤解も生みやすい機材です。「見られているかも…」という感覚を忘れずに!
2. 風や音に要注意!
撮影当日の風速は意外と重要。風速5m/sを超えるとドローンが不安定になりやすく、墜落のリスクが増大します。
また、思っているよりもドローンの「ブーン」というモーター音は結構響きます。
飛行させる時間帯を考慮するなど、学校側とのスケジュール調整をしっかり行いましょう。
3. 撮影スタッフの動線とマナー
運動場や体育館周辺での空撮時には、撮影者や補助者の動線・立ち位置にも注意が必要です。
・通学路や生徒の移動経路をふさがない
・校舎内・職員室など立ち入り制限エリアには入らない
・撮影中も常に周囲に目を配る
「ドローンは空中、でも人は地上」が基本。スタッフの振る舞いが信頼に直結します。
4. 必ず撮影前に「一言あいさつ」を
空撮前には、学校の先生・周囲の保護者・PTAなど関係者にひと声かけることが超大事です!
「上から何か撮ってるぞ?!」と誤解されるとトラブルの元。
少しの手間で安心と信頼感がまったく違います。
5. データ管理は厳重に!
撮影後のデータ(特に子どもが写った映像や写真)は厳重に保管・管理しましょう。
・外部に漏れないようパスワード付きフォルダで管理
・バックアップは暗号化された外付けディスク推奨
・学校への納品前に一度チェック・削除依頼の有無確認
「撮ったら終わり」ではなく、撮ってからの責任が重いのが学校撮影です。
最後に
法的な許可が通ったからといって、気を抜いてよいわけではありません。
学校という場所は、多くの人の信頼と安心感で成り立っています。
だからこそ、空撮に挑むカメラマンや事業者には「技術+思いやり」が求められます。
ここはスチル撮影とまったく同じですね。
安全に、美しく、心ある撮影を。
未来に残る、素敵な一枚を一緒に届けましょう!