写真業界にも関係あり? 保育ICTシステムとは
最近テレビCMでも「ICT」というワードをよく耳にします。「ICT」とは「Information and Communication Technology」の略称で、意味は「情報通信技術」となります。身近な例としてはSNS上でのやりとりやLINE等でのコミュニケーションなどが該当します。その中でも「保育ICTシステム」が最近普及率を高めていると話題になっております。写真業界に保育情報が関係あるの?と疑問に思われる方もおられるかと思いますが、「保育ICTシステム」には園での写真販売業務も含まれる内容となっておりますので、今回はこの「保育ICTシステム」についてご紹介致します。
目次[非表示]
- 1.●保育ICTシステムとは?
- 2.●代表的な業者は?
- 3.●写真業界と何が関係するの?
- 4.●まとめ
●保育ICTシステムとは?
保育ICTシステムとは、保育士さんが行っている保育に関する計画や記録、保護者との連絡業務や園児の登園・降園管理など、従来なら手書きやエクセル管理、電話で行っている業務をシステムやアプリを使用してデジタル化し業務の効率化を図るシステムです。
園が抱える保育士不足や業務過多の改善として、国や自治体も補助金制度を導入しています。
●代表的な業者は?
保育ICTシステムには様々な業者様が参入していて、代表的なところでは株式会社コドモン様の「CODMON」、ユニファ株式会社様の「ルクミー」、株式会社ウェルキッズ様の「Wel-KIDS」などがあります。
●写真業界と何が関係するの?
全ての保育ICTシステム業者様が該当するわけではありませんが、一部システムのオプションに写真販売サービスを導入しているところもあります。保育ICTシステムを導入する園で全ての業務をシステムに紐づけることになれば、園での行事写真をシステムを利用して販売する流れとなり、写真館様が請けられている写真販売業務も切り替わる可能性も有ります。
また、地域によっては自治体が保育ICTシステム導入を勧めているところもあり、今後保育ICTシステムの普及もさらに高まる事が予測されます。
●まとめ
保育ICTシステムを導入した園が必ず写真販売サービスも利用するとは限りませんが、実際に切り替わった事例もありました。
業務効率化は園にはメリットとなりますが、実際には写真館様が写真撮影・販売業務を請け負う事で現場スタッフさんの負担減になっていることも確かです。
写真館様が写真販売業務を請け負うメリットとして、小回りの利く対応や専門的な要望への対応など様々なメリットもございます。
保育ICTシステムの知識を高めて頂き、これまで以上に園とのコミュニケーション量を増やして頂く事も今後は必要になるかと思います。