サブ機にもオススメ!再確認 2022年版 高級コンパクトカメラ現行製品〈Nikon・Canon編〉
iphone6s/6s plusが登場した頃から、スマートフォンのカメラの使い勝手(性能)は、コンパクトカメラに迫ったのではと、たびたび耳にします。 たしかに、エントリータイプのコンパクトカメラは、スマートフォンと共存できるよう「レンズスタイルカメラ」「自撮りに特化したカメラ」なども登場した時期もありましたが、ラインアップは縮小が続いています。
現在は、『大型センサーによる高画質』もしくは 『光学高倍率ズームで高画質』の2点でスマートフォンとの差別化を計るのが主流です。
それでは、2022年4月時点の主要カメラメーカーが発売(または生産)する高級コンパクトカメラについて、再確認していきましょう。 今回は Nikon・Canon編です。
ニコン COOLPIXシリーズ
2022年4月時点 現行製品は2機種です。
■COOLPIX P950 〈納期6ケ月〉
■COOLPIX P1000 〈納期6ケ月〉
数年前までは、スタイリッシュ高画質コンパクトとして『P340』と『P7800』も定番製品でしたが、現在は「超高倍率ズーム機種」2機種のみとなっています。
2機種の違いは、
■COOLPIX P950が24-2000mm相当(135換算) 重さ1005g(SDカード/電池込み)
■COOLPIX P1000が24-3000mm相当(135換算) 重さ1415g(P950と同条件)
の『焦点距離』と『重さ』にあります。
超望遠ズームレンズの欠点に『色収差の発生』と言われますが、こちらの2機種についてはスーパーEDレンズの採用で、色収差の抑制が強く働いていますので、解像感ある仕上がりになります。
ニコンのCOOLPIX 高倍率Pシリーズは、学校写真・遊戯施設・動物専門のカメラマンに人気が高いです。
キヤノンPowerShotシリーズ
2022年4月時点 現行製品は3機種です。
■PowerShot G1X Mark III 〈3ケ月以上〉
■PowerShot G5X Mark II 〈2ケ月程度〉
■PowerShot G7X Mark III シルバー 〈2ケ月程度〉
■PowerShot G7X Mark III ブラック 〈2ケ月程度〉
コンパクトカメラに1.0型センサーを初めて採用したのは『PowerShot G7X』 2014年発売です。以後、競合他社のスペック・操作性を意識した商品展開を進めます。
カメラ収集にアンテナを張り巡らしている方ならお気づきと思われますが、■PowerShot G9X Mark IIが2022年4月上旬で生産完了になりました。センサーサイズ1.0型のキヤノン機種では最軽量・最小型で需要がありましたが、今後は■PowerShot G7X Mark IIIが担うことになります。
上位機種■PowerShot G5X Mark IIはセンサーサイズ1型でホップアップ式電子ビューファインダー付き 焦点距離24-120mm相当となります。
最上位機種■PowerShot G1X Mark IIIはセンサーサイズ APS-Cで24-72mm相当となります。
EOSシリーズの一眼レフカメラ・ミラーレスカメラをメイン機種にしているカメラマン・写真館がサブ機でPowerShot G1Xシリーズをご指名する傾向があります。
また、外付けスピードライトを取り付け可能なため、作風に幅が広がります。
最後に
皮肉にもiphone・スマートフォンのカメラ機能が著しく向上したおかけで、カメラメーカーのコンパクトカメラには、かつての常識を覆すような機能・性能を有するようになりました。
プロフェッショナル・ハイアマチュアのカメラマンの中には、高級コンパクトカメラだけで撮影を完結できる場面も出てきたと聞きます。
ぜひこの機会に、お好みの高級コンパクトカメラを探してみませんか。
カメラの買い替え・買い増しでご不明な点がありましたら、ナニワ商会までお尋ねくださいませ。
※各商品の納期目安は2022年5月10日現在の情報です。