クリップオンストロボの3,4台分のパワーを発揮する「GODOX AD200」の実力を検証
ケンコープロフェッショナルイメージングより、小型ながら2タイプのヘッドが使用でき200Wsの出力を持つワイヤレスフラッシュ「GODOX WISTRO AD-200 TTL」が7月28日に発売となりました。
今回は実際にAD200を購入いただきました、岡山県の金友弘文氏にその実力についてのレビューをお願い致しました。
最近の中国製ストロボは非常に優秀で侮れない存在その実力を検証
岡山市 金友写真店 金友弘文氏
https://kanetomo-photo.jimdo.com
岡山市吉備津町で写真館を始められ、現在は3代目社長。
ブログでのライティングレッスンは200回を数えファンも多いので、ぜひご覧ください。「お客様に喜ばれる写真を撮って行きたい。人の役に立つことが一番。」と言われる。
AD-200レビュー
AD-200はバッテリータイプでどこでも使えてコンパクト設計、ヘッドが2種類あり、いろんな使い方ができる。集合写真を出張で撮影する時はフラッシュヘッド(写真左側)を使用、ロケ撮影でのオフカメラフラッシュはチューブ発光を使用すれば(写真右側)ソフトBOXや透過アンブレラを使用するのに便利。
それでは実際にテストを行いました金友弘文氏のブログ記事をご紹介いたします。
GODOXのADシリーズ3機種で唯一ヘッド交換可能なAD200
GODOXのADシリーズの3機種のなかで、唯一ヘッド交換ができるAD200は小型ストロボでは唯一無二の存在です。
パワーは通常のクリップオンストロボの3-4台分(使用方法により異なります)
ガラスチューブヘッドに標準のリフレクター(ディフューザー無し)をセットして撮影。(壁に対して45度方向から照射)
テスト撮影していて驚いたのはチューブヘッド(発光管が透明ガラスカバーの中に入っているもの)からフレネルレンズカバーのつぃたスピードライトヘッドに変えた時でした。
スピードライトヘッド:正面からの照射、ヘッドと同位置から24mmレンズで撮影
(通常のクリップオンストロボと同じ配光特性)
スピードライトヘッド:壁に対して斜め45度方向から照射。
この特性から集合写真に使える! と思い、夏の日中日差しの一番強い時間にテストをしてみると・・・・
ストロボ無し 正午近くの逆光 撮影距離9m ISO100 1/200 F9
50mmで撮ると顔が小さくなってよくわからないので70mmにして撮影しています。
それではストロボを使用してみます。
AD200フルパワー。
いかがでしょうか?
このサイズのボディーで考えられない驚異のパワーです。
光のロスを少なくして画角に合えば(固定照射角なので)AD600のリフレクター装着とほぼ同じパワーが得られます。ちなみに集合写真では照射角から見て35mmレンズ(多少無理がありますが)程度から使用可能です。
価格もカメラメーカー純正ストロボより安価とあっては・・・・。
それにしてもこのフレネルレンズ付きの発光部、兄貴分のAD360やAD600用も欲しいですね。
モディファイヤーの質が上がり種類が増え、それが揃えば最強の3兄弟となって世界のトップフォトグラファーも使い始めると思います。
AD-200に透過アンブレラーを合わせてテスト
AD-200に透過アンブレラ―の組み合わせでのテスト撮影風景
AD200は低価格で高機能のTTL、ハイスピードシンクロ、無線トリガーの使い勝手など仕事で使う機能をテストされ概ね良好の結果でした。
まとめ:コンパクトでも強力なGODOXフラッシュ製品
GODOX AD200はクリップオンストロボ3-4台分のパワーを持ち。バッテリー装着して900gと軽量で、アクセサリーも充実しており、ソフトBOXや透過アンブレラ―の使用で、屋外でのロケ撮影やオフカメラライティングで使用するストロボとしても威力を発揮する。コストパフォーマンスは最高ではないでしょうか。
3機種ともハイスピードシンクロの質は高く、光量のダウンが比較的少ない。
それにしても最近の中国製のストロボの質の高さには驚かされる、なんといってもその魅力は低価格、信頼性については今の段階ではわからないが、何年も使用しておられるカメラマンも多いかと思います。
金友氏によるGODOXフラッシュレビューはいかがだったでしょうか。
金友氏と同じく、「これは使える!」との印象を持たれたのではないでしょうか。
ここで、今回ご紹介した「AD-200」とその他のGODOX製品をご紹介いたします。
小型ながら2タイプのヘッドが使用、200Wsの出力を持つワイヤレスフラッシュ「WISTRO AD-200 TTL」
今回のレビューで使用したモデルです。
大光量ポータブルフラッシュ 360Ws
GODOX WITSTRO AD360 シリーズ
AD200とAD600の中間的機種で使い勝手がよい、ハイスピードシンクロの
質は高い。TTL日本正規版を新たに発売
バッテリーリー駆動のモノブロックストロボ 600Ws AD600シリーズ
600Wsのハイパワーは日中ハイスピードシンクロに威力を発揮
最高 1/8000のハイスピードシンクロに対応
高出力で低価格を実現したハイエンドモデル
先幕、後幕シンクロ対応、バッテリー発行回数はフル発光で500回
送信機、受信機のセット「GODOX TTLワイアレスフラッシュトリガー X-1」
無線で最大100m離れたストロボを同調発光可
日本の電波法の認証をうけており、キヤノン、ニコン用があり、X-1送信機とGODOX ADシリーズとのセットでの使用で無線のストロボ同調発行が可能
フォトルプロよりデモ機・カタログ手配が可能です