ウエノ写真館が語るドライミニラボ「エプソンクリスタリオ」の実力と魅力
今回は、昨年秋にエプソンクリスタリオ「PPPS-3E」を導入されました、山口県の(有)ウエノ写真館代表の、上野 太郎様に導入のきっかけや、実際に使用されてのメリットなどのお話しを伺いました。
まずは、ウエノ写真館様のご紹介をお願いします
当社は今年で創業 104年になり、私で4代目になります。
業務はスタジオ撮影全般で、お宮参りから七五三、成人式、ウェディングまで幅広く撮影し、
また学校撮影や卒業アルバム作成にも力を入れています。
略歴
・1983年 東京工芸大学短期大学部写真技術課卒業
・同年 (株)十番丁西本写真館に入社
・1987年 家業のウエノ写真館に入社
主な経歴
・山口県写真館協会 現会長
・PGC(パイオニアグリーンサークル) 中国エリア 元代表
エプソンクリスタリオ導入のきっかけを教えてください
元々、銀塩ミニラボ機の「フロンティア 350」を使用していましたが、設置から12年が経過して、修理費用がかさむようになり、買い替えを検討していました。
もちろん当初は、銀塩ミニラボ機の後継も検討しましたが、総合的な判断でクリスタリオに決めました。
クリスタリオを選ばれた理由は?
当社の学校写真は、従来の見本写真の貼り出しからネット販売に移行し、プリント自体も取引ラボさんに外注できるようになったため、大量出力の必要性を感じなくなり、ドライタイプを有力候補として考えるようになりました。
昨年6月、フォトネクスト会場に自社の撮影データを持参し、発表されたばかりのクリスタリオでサンプルプリントを出力すると、黒の締りが良く、暗部の階調も非常に豊かだと感じました。
特に着物での撮影では、色域の広さに関して銀塩プリントに優るのではないでしょうか。
導入してのメリットは?
1番のメリットはプリント品質の安定性です。銀塩プリントですと処理量や薬品の状態により、どうしてもプリント品質に微妙なバラツキがでてきますが、クリスタリオでは処理量に関係なく安定したプリントが得られます。
銀塩ラボ機では品質を一定に保つために、デイリーセットアップやコンスト測定などのメンテナンス作業が必要でしたが、その手間からも解放されました。
また、廃液処理の費用もかからなくなりましたので助かっています。
電気代も安くなったと感じています。これは銀塩ラボ機とクリスタリオの構造を考えると当然ですよね。
逆に導入してのデメリットは?
印画紙仕上げに比べると、やはり1枚あたりのランニングコストは上がりました。
また、短時間での大量出力には適さないため、いくらか制約はあります。
そのため、集合写真など短時間での枚数焼に対応出来るよう、エプソンSL-D700を同時期に導入し併用しています。
エプソンさんへの要望は?
クリスタリオ専用の純正ペーパーでプレミアムラスターを使用していますが、種類がA4とA3ノビだけで6切や4切のサイズがありません。そのため6切・4切はピクトリコの月光ブルーラベルを使用しています。
ピクトリコペーパーの品質は良く非常に気に入っていますが、やはり純正品があると安心ですね。
今後の予定をお聞かせください
現在、大判プリンターはEX-7500を使用していますが、コントロールパソコンがクリスタリオ用と共用出来ません。現行機種のSC-P6050なら1台のPCで共用出来ますので、早目に導入して作業効率アップと省スペース可を図りたいですね。
まとめ
今回のインタビューでは、1枚あたりのコスト増や短時間での大量出力には適さないなど一部制約があるものの、プリント品質の安定性やメンテナンスの簡易さ、そして電気代や廃液処理費用の削減などたくさんのメリットを教えて頂けました。
銀塩機・ドライ機ともに出力機の選択肢が増え、様々な業態に対応したご提案ができますので、出力機の導入をご検討されている方は是非下記フォームよりお問い合わせください。
今回ご紹介した商品ページはこちら
フォトルプロ > 「(エプソン) EPSON クリスタリオ PPPS-3E/PPPS-3EW」
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