銀塩ラボ機 液交換時の母液はどれぐらい必要?
銀塩ラボ機導入時や、処理液が酸化しやむなく液交換をしないといけなくなった時、通常使用する処理液とは別に「母液(スターター)」が必要となる事は銀塩ラボ機を使用されている方はよく御存じだと思います。
通常の処理液とは違って定期的に使用する事が少ないので、いざ必要となった場合、「どの種類の母液がいくつ必要?」という疑問が出てきます。それと同時に「いくらかかるの?」という疑問も湧いてくると思います。
今回はフジフイルム社フロンティアシリーズを例に、母液の種類と必要数量、コストを紹介します。
(価格は参考価格を引用しています)
Frontier LP5000Rの場合
(処理液 CP49E PC×2 US UNS使用)
母液 CP49E P1 3.7L UNS \6,120×2箱 = \12,240
CP49E P2 K 3.7L \4,140×2箱 = \8,280
計 \20,520(税別)
Frontier LP5500Rの場合
(処理液 CP49E PC×2 US UNS使用)
母液 CP49E P1 3.7L UNS \6,120×3箱 = \18,360
CP49E P2 K 3.7L \4,140×3箱 = \12,420
計 \30,780(税別)
それぞれの液タンクの容量に応じて母液の使用量も変わってきますが、母液だけでもこれだけのコストがかかります。プラス処理液とメンテナンス会社の作業代も含めるとかなりの高額になってしまいます。
母液が必要となるケースで1番多いのは処理液の酸化による液交換だと思いますが、この処理液酸化を防ぐ1番の有効手段は安定したプリント処理量になります。しかし、このご時世中々枚数が確保
出来ないと言う状況もよく耳にします。
そこで酸化を防ぐアイテムも発売されていますので、合わせて御紹介します。
FUJIFILM 処理性能維持 リバイビングソリューション500ml
※対応機種 CP49E補充液使用機種
プリント少量処理時のP2酸化防止に効果があります。
使用方法はP2タンクに1週間に1回頻度で使用します。
使用料は使用機種ごとに異なります。
参考 \990(税別)
よしみカメラ 酸化防止剤「液モチーナ」100ml
写真メーカーの調製された各種薬液の空気酸化を抑制する働きがあり、仕上がりに全く
影響を及ぼさず、人体などに全く無害なアイテムとHPにも紹介されています。
参考価格 \3,000(税別)
液管理でお困りの方は1度検討されてみてはいかがでしょうか?
\ご要望やご質問はお気軽にフォトルプロまでお問い合わせ下さい!/