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話題のGodoxストロボってどんなもの?メリットとワイヤレスシステムの仕組みを徹底解説!

最近話題のストロボメーカー、godox。

フォトルプロでも度々紹介しているように、使用するプロも続々と増えています。

皆さんも一度は検討されたことがあるのではないでしょうか?


そんなGodoxのストロボですが、

とにかく安くて便利という声は聞こえるものの、


「中国メーカー製でなんか不安!」

「実際、どのくらいの機能を持っているの?」

「導入するならまず何を揃えたらいいのか?」

など、不安に感じることもあるのではないでしょうか?


そこで、今回はGodoxのストロボについて、改めてご紹介したいと思います。


Godoxとはどんなメーカー?


Godoxは1993年に中国で設立されたライティング機材のメーカーです。

開発と生産の本拠地は中国の深センにあり、世界各国へ商品を輸出しているほか、

OEMでの生産も受注しています。
Amazonなどで機材を探したことがあるかたは「この商品はgodoxのOEM~~~」とレビューがついた商品を見たことがあるかもしれません。


日本では、Godoxブランドの正規品はケンコープロフェショナルイメージング(KPI)が販売代理店として輸入しています。

上述の通り、Amazonなどで出品されているのは並行輸入品。後述しますが、保証関係や初期不良の対応などでリスクがあります。

スタジオで使えるGodoxストロボ機材の紹介

では、なぜGodoxのストロボをそんなGodoxブランドのオリジナルストロボ機材にはどういったものがあるのでしょうか?

スタジオやロケーション撮影に使用できる機材の中から、オススメのものを厳選して紹介します。


クリップオンの新定番、V860II





まずはクリップオンストロボのV860II、こちらの機種でGodoxに興味を持たれた方&

すでにこちらを持ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか?


主な機能特徴として

・GN60(1/1出力 200mm)

・フラッシュ範囲 20-200mm

・TTL対応

・ハイスピードシンクロ(1/8000秒まで)

・フル発光で650回のリチウムイオンバッテリー 

・リサイクルタイム1.5秒

・ワイヤレスシステムのマスター/スレーブとして機能


KPIからは、ニコン用/キヤノン用/ソニー用/フジフイルム用が発売されており、

それぞれ29,800円となります。


出張撮影でもばっちり使える十分な光量に、TTLやハイスピードシンクロの対応、

さらにはGodoxのワイヤレスシステム(後述します)の送受信機として機能します。

光量は1/3単位で細かく調整できるうえにリサイクルタイムはわずか1.5秒。

そして、お値段は各社純正のクリップオンストロボよりもかなり抑えられています。


200Wのハイパワーで小型軽量 AD200





まさにGodoxらしいストロボと話題を集めているのが、こちらのAD200!

最大出力200Wsのハイパワーながら、重量は560g、長編の長さはわずか168mmと非常にコンパクトなストロボです。
もちろんワイヤレスでの発光が前提で作られています。


特徴

・取り替え可能なヘッド部分

・最大パワー 200W

・TTL対応

・ハイスピードシンクロ対応(最大1/8000秒)

・リチウムバッテリー フル発光500回

・リサイクルタイム 0.01秒-2.1秒

KPI正規品の定価は 54,880円となります。


AD200の最大の特徴は、ストロボのヘッドを自在に変えられること!

上記の画像のように、ヘッド形状をフラッシュチューブ/スピードライトで変更できるほか、





発光するヘッド部分と本体をセパレートできるオプションパーツもあります。

ライトスタンドやブームアームへの取付や手持ちでのライティングが容易になるとのこと。


パワフルな大光量モデル AD600-Pro

先日のPHOTONEXT2018でも展示され注目を集めていた、AD600。

いかにもスタジオ向けのストロボの見た目です。


主な特徴として

・GN87の大光量

・リチウムイオンバッテリー フル発光で360回

・リサイクルタイム約0.01秒~0.9秒

・TTL対応

・HSS対応

・ワイヤレス対応

・38W/4800Kの自動調光モデリングランプ



KPI純正の定価は121,880円となります。

さすがに高機能なだけあって、値段は各社ワイヤレスと同程度の価格となりますね。


AD600Proの特徴はこの大きさながら、リチウムイオンバッテリーを使用している点。

その恩恵もあってか、フル発光でも0.9秒の超高速のリサイクルタイムを実現しています。

また、LEDモデリングランプ単体でも38Wと十分な光量があり、フラッシュ出力に応じて自動調光させることも可能です。

なるほど、こうして見てみると、どのストロボもカタログスペックでは高性能。

メーカー純正クリップオンや日本のストロボメーカーにも引けを取らず、それでいて独自の機能を持っています。



Godoxのメリット:安価なワイヤレス環境と高速バッテリー


さて、ここまで見てきたGodox製ストロボに共通の点にお気付きでしょうか?

そう、クリップオンから大光量モデルまで、全てが


・ワイヤレス対応

・リチウムイオンバッテリー

の仕様となっています。

この2点を活かすことで、安価で手軽にコードレス&高効率のスタジオ環境を構築できるのが、Godoxが支持される理由なのです。



Godoxのワイヤレス Xシステムとは?


Godoxの真価はこのワイヤレスシステムにある、といっても過言ではありません。

上記の各種ストロボにGodox製のフラッシュトリガーを組み合わせるだけで、

複数のストロボをカメラ側で操作できるようになります。



フラッシュトリガーは2種類、


小型で安価なX1と


大型のモニター・ボタン操作製が向上したX Pro です。


X1はニコン/キヤノン/ソニー/フジの4機種があり、8,300円、

X Pro はニコン対応・キヤノン対応の2種類でそれぞれ10,800円となります。

価格差はそこまで大きくないので、これからGodoxを導入される方にはX Proがオススメです(送信機のホットシューを使用しない場合)

別途、受信機と組み合わせる場合は、一般的なワイヤレストリガーとしても使用可能ですが、

先ほど紹介したV860II、AD200、AD600 と組み合わせる場合は組み合わせる場合は、受信機を別途用意する必要が無く、送信機のみでワイヤレス操作が可能です。

もちろん、複数ストロボの同時発行・光量調整が可能です。


ちなみに送信機は各カメラメーカーに分かれて発売していますが、ホットシューの形状が合えばどのカメラメーカーでもワイヤレス操作・発光が可能です。

(例:ニコン用トリガーX1をフジフイルムのカメラに取りつけて使用する など)

ただし、その場合はTTL・ハイスピードシンクロが使えずマニュアル発光のみとなります。「ニコン用」「キヤノン用」といったくくりは、TTLとHSS対応の有無だと思ってしまえば分かりやすいですね。

基本的にはメインのカメラの対応トリガーを買っておけば問題ありません。


GodoxのXシステムワイヤレスで何が出来る?


複数ストロボの同時発行は言うまでもなく、チャンネルを割り当てた各ストロボの光量をトリガーのみで操作することが可能です。



こちらの画像で分かるように、ABCDE・・・と割り当てた5灯のストロボを、それぞれマニュアル発光量とTTLでそれぞれ分けて発光することも可能です。

上記は極端な例としても、光量比の調整を全て手元&その場で行えると考えるといかがでしょうか?

モノブロックの背面のつまみをいちいち操作して・・・という手間がなくなるため、撮影のリズム・テンポが大幅に向上します。



リチウムイオンバッテリーによる高速チャージ


Godoxの上記3機種は全てリチウムイオンバッテリーによる充電方式です。

このリチウムイオンバッテリーによって実現可能になったの下記の2点です。


・フル発光で0.9秒~2.1秒の高速のリサイクルタイム

・ワイヤレスシステムと合わせた完全コードレスのスタジオ環境



機種紹介の際にお気付きの方も多いと思いますが、Godoxのバッテリー採用機種はリサイクルタイムが早いです。

実際のスタジオワークでフル発光する機会は少ないと思いますので、実務上はさらにテンポよく撮影できるのではないでしょうか。


そして、バッテリー式=電源コードが不要なので、Xシステムのワイヤレスと組み合わせれば、スタジオ内を完全コードレスにすることが可能です。

電源コードって自身のスタジオだとつい見慣れてしまうものですが、初めて来られるお客様にとってはつい目に入ってしまうものでもあります。

上手に壁を這わせて隠せればいいのですが、スタジオ内だとそういうわけにもいきませんよね。

コードレス化のメリットとしては、ロケ―ション撮影が便利になる点も挙げられるでしょう。スタジオとロケーション撮影で、機材を兼用することもできそうですね。


ちなみにAD200、AD600は電源コードの使用も可能です。


では逆にGodoxのデメリットは?


逆にGodoxのデメリットはどんな点があるでしょうか?


耐久度の不安、バッテリー、防塵防滴性


真っ先に思いつくのは、やはり「中国製」かつプロカメラマン市場での導入から浅い点。

特に学校の修学旅行や出張撮影に使用するクリップオンストロボは、カメラメーカー純正の安心感にはかないません。

例えば、キヤノンの600EX II-RTは、防塵防滴対応がしっかりと施された機種です。


また、GodoxのV860IIは先にも述べた通り、充電式のリチウムイオンバッテリーが使われています。業務上、予備バッテリーを準備していくのは当然としても、単三電池のようにコンビニで買えるわけでもありません。


やや不安定な供給状況


中国からの輸入ということもあり、Godoxは人気機種でしばしば納期がかかってしまうときがあります。

ご発注いただく際は、参考納期をご確認いただけると安心です。


そのため、ついついAmazonなどの並行輸入品を検討したくなりますが、並行輸入品は購入業者のサポートなどで不安が残ります。

フォトルプロで取り扱っているGodoxはすべてケンコープロフェッショナルイメージングの正規輸入品のため、保証期間内の対応は弊社が窓口となり正規代理店で受けることができます。



まとめ:安価にスタジオ&ロケ撮を効率化できる!


いかがだったでしょうか?


ワイヤレスのストロボ操作と、バッテリーによる完全コードレス化によって、ストレスフリーでテンポのいい撮影を、スタジオとロケーションの両方で安価に実現できるのがGodox製ストロボです。


型物で、すでに完璧な証明写真を組まれている方ですと導入が難しいかもしれませんが、これからスタジオを始める方やフレキシブルに照明機材を組み替えたい方は、是非とも検討してみてはいかがでしょうか?


フォトルプロでは各社ストロボシステムの比較見積も承ります。


フォトルプロではGodoxだけではなく、


・コメット

・サンスター

・プロフォト

といった各社ストロボ製品を取り扱っております。


現在のスタジオ機材からのリプレイス、スタジオの用途に合わせた御見積も可能です。


「どのメーカーを使えばいいか分からない!」という方には、ご相談の上各社の比較見積を出すことも可能です。



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