業界縮小に新需要を!「ペット写真入り祭壇」開発のきっかけから販売までをインタビュー
家庭での写真プリントやスマートフォンを使い写真撮影カットは増えていますが、店頭でのプリント売上げは減少しています。そこで、近年のペットブームに着目し、新規事業としてペットの写真付き祭壇を商品開発から販売を始めた会社があります。
島根県出雲市のゆめタウン内で写真店「フジヨシカメラ」を経営する㈱藤芳の藤江宣敏社長にインタビューさせて頂きました。
写真店としてできる、新しいことを模索されている皆さまの、ご参考となれば幸いです。
ペット写真付き祭壇の商品開発の想いをお聞きしました
藤江氏:十年前に飼っていた愛犬が、ある雷雨の日に突然行方不明になり、悲しむ家族の手元には遺品が写真だけとなり、心残りな思いをしました。
そんな折、木工所を営む友人よりペットの祭壇があることを教えてもらい、いろいろ調べました。しかし、在りし日のペットの写真を飾り、遺品と遺骨を入れられる気に入った祭壇は見つかりませんでした。
そこで、木工製造の友人と自分の希望する独自の祭壇を作ることで、ペットへの想いと別れを受け入れることが出来るようになるのではないかと思いました。
同じような思いを持ち、愛するペットの思い出を大切にしたいという方たちのお力になれればと、この度、ペット祭壇を販売する運びとなりました。
商品開発と製造はどの様に、また納期や価格なども教えてください
藤江氏:制作は木製品・住宅材加工のヨシイ製作所(出雲市)と 共同で試作を繰り返し、一年半をかけて販売するまでにこぎ着けました。
祭壇の形状が異なる4種類で、首輪や服や骨壺を収める引き出しや棚を設け、家庭の設置スペースに合わせてサイズも変更可能です。
価格は基本型は税別 36,720円。納期は受注生産で約一カ月後の予定です。
販売は県外のお客様も取り組むため、商品PRの専用ホームページも開設しました。地元の展開としては、顧客商売などで協力してもらえるようにペットの葬儀社・用品販売店などに営業を始めます。
今後の予定などをお聞かせ下さい
藤江氏:専用ホームページも内容を更新し、商品PRに努めます。
現行種類が全て白木調の色だけなので、要望に応え、ブラウン・黒なども増やしていく予定です。
写真を飾れる様にしているので、写真業界の方もペット撮影等関わりを持てる商材ですので
写真と共に祭壇をセットで販売してみてはいかがでしょうか。
みなさまとペットを愛する想い、いつまでも思い出を大切にしたい想いを共有できればと思っております。
インタビュー記者から、ひと言
長い時間と手間を掛け、新商材のペット祭壇を個人で制作され、販売までこぎつけた経緯を私も存じ上げています。苦労を重ね大事にしたい商材ですが、業界の縮小に少しでも歯止めをかけれる商売を考案され頭が下がる思いです。
このブログをご覧いただいた方を含め、新商売にチャレンジしたい方にとっても朗報だと思います。
追伸:10月に地元山陰テレビでもローカルニュースにて取り上げられていました。
「ペット祭壇フジヨシ」様へのお問合せ
電話: 0853-24-2444「ペット祭壇について」と一言お願い致します
Webサイト: http://petsaidan.theshop.jp