こんにちは、ナニワドローンアカデミーインストラクターの近木です。
最近は「ドローンで空撮を仕事にしたい！」という人が本当に増えてきました。DJI Miniシリーズのように気軽に飛ばせるモデルもあり、始めやすいですよね。
でも、ちょっと待って！
機体を買って、飛ばす準備をして……その前に“任意保険”って入ってますか？
今日は「ドローンの任意保険がなぜ重要なのか」を、初心者にもわかりやすくお伝えします。

🛬 ドローンは“落ちる”ことがある

どんなに慎重に操作しても、強風・バッテリー異常・GPSエラーなどで突然の墜落は起こります。
たとえば…

・公園で飛ばしていたら、隣の駐車場に落下 → 車に傷
・イベントの空撮中にバランスを崩して観客の近くに落ちた
・学校の敷地内で、誤って窓に当たってガラス破損

これ、全部「損害賠償」の対象になります。高額になれば数十万〜百万円単位の請求も…！

🛡 任意保険があるとどうなるの？

任意保険は、万が一のときの“金銭的リスク”を肩代わりしてくれる強力な味方です。
一般的に補償されるのは以下のような内容：

・第三者のケガ（対人）
・他人の物の破損（対物）
・法律相談・裁判費用

💡 たとえば月額1,000〜2,000円程度の保険で、1億円までの補償が付くプランもあります。
「安い保険料で高額のリスクを防げる」＝コスパ最強です。

🤔 でも義務じゃないんでしょ？

はい、任意＝強制ではありません。ただし…

・国交省の「包括申請」などの許可申請で保険加入が事実上の条件
・商業撮影でクライアントから加入証明書の提示を求められる
・万が一事故が起きたときに、保険未加入だと全額自腹で弁償

…つまり、「飛ばすなら入っておくのが当たり前」な空気があります。

✅ 初心者におすすめの保険プランは？

・DJI機体を使っているなら → DJI無償付帯賠償責任保険
・一般的な保険がほしい → 東京海上日動「ドローン保険」、三井住友海上、損保ジャパン など
・事業利用が多い人 → ドローン専用法人保険（年間契約）

おすすめはDJI無償付帯賠償責任保険、こちらは登録後1年は無償で受けることができ、対人1億、対物5,000万の保障を受けることができます。また保障内容のアップグレードも有償で行えます。

✈️ 最後にひとこと

ドローンは、空から感動を届けられる素晴らしいツールです。
でも、「空を飛ぶ＝事故のリスク」もゼロにはなりません。
だからこそ、保険という“安心”を味方につけて空撮を楽しんでくださいね！
次回は「ドローン事故が起きたときにやるべきこと」について詳しく解説予定です。
それでは、楽しいフライトを！