発行枚数前年比17%減!?年賀状の市場動向について
冒頭から過激なタイトルになってしまいましたが、日本郵便から発表された発行予定枚数は、直近のコロナ状況も考慮して、近年の減少ペースを上回る枚数設定となりました。今年の年賀状商戦は、大変厳しくなってしまうのか?
そんな中で富士フイルム様は、2021年は前年を上回る104%の目標に設定されたことが業界誌等で話題となりました。お店で受付されている皆様にとっては気になるところだと思います。
今年の年賀状の新たな施策や近年の市場動向等についてご紹介させて頂きます。
2つの基本方針 「プロ仕上がり、断然キレイなフジカラー仕上げ」
「最短1時間仕上げ その日にお渡しできる印刷仕上げ」
年賀状の出力をお家プリントと店舗受付で分けた場合、全体の8割がお家プリント、店舗受付が2割の調査が出ており、前年度は大きく実績を落としたのはお家プリントで、店舗受付は比較的、落ち率は低かったと分析されていました。
発行枚数はかなり減ってしまいますが、圧倒的に多いお家でインクジェット出力している需要を店舗に取り込むことで前年を超える実績を狙うのが今回の施策にも反映されています。
今年から「最短1時間仕上げ」の表記という施策を打ち出されました。
新たな受付システム「iPOS」を導入し、WPS(ワンダープリントステーション)とレーザープリンターが必須となりますが、500種類のテンプレートをラボ出し、内製どちらでも使えるようになりました。従来ラボ出しで時間がかかっていた人気のディズニーやニンテンドーなどのキャラクターもお店で出力することができます。
また銀塩、印刷ともにエンドユーザーは同一価格なので時間のある方はキレイな銀塩仕上げ、時間のない方は印刷仕上げとお客様の要望に応じて使い分け頂けます。
年々 年末ギリギリに 内製の設備は必須に!?
元旦に届くように準備されている方が減ってきており、年末ギリギリや年明けの注文が増えている傾向は続いているようです。
当然ながら年末ギリギリに注文する方は早く受け取りたいはず。そこで「1時間仕上げ」が重要なキーワードになるのではないでしょうか。
富士フイルム様が打ち出したことにより業界全体が即日仕上げの傾向に引っ張られるような気もします・・・年賀状を全てラボ出しされている方は、内製の設備を検討頂く必要がありそうです。
おうちインクジェットが減少傾向に チャンス到来!?
前述の通り家庭用のインクジェットプリンターで印刷する層が年々減っています。「1時間仕上げ」もキーワードになりますし、宛名印刷もコミコミで面倒臭いので丸投げしたいという方も近年増えています。
昨年は某カメラ量販店さんが宛名印刷無料や半額のキャンペーンを行っており、近隣の写真店様からは苦戦したというお声もお聞きしました。宛名印刷のサービスをお取り組みになっていない方は今年からチャレンジしてみてはいかがでしょうか!?
弊社でもご準備しておりますので、気になる方はお問合せ下さい。
年賀状も減っていますが、写真店も減っています。周りの環境の変化は?
ミニラボ保有店が減りつつある今、周りの環境はいかがでしょうか?今回具体的な件数は入手できませんでしたが、機器の老朽化やご高齢によるものなど年々写真店の数は減り続けています。
お近くの写真店がお辞めになられた方はもう一度店頭の装飾を見直したり、ポスティングにチャレンジしてみたり、まだまだ出来ることは色々とあるはずです。
コロナでプリントが減り液の維持に苦労されている方、近隣の競合も同じ状況です。あまり褒められたことではありませんが近隣の情報収集をしてみるのも一つの手です。
最後に
まだ始まったばかりの年賀状商戦ですが、今後もお役に立てるような内容を定期的に情報発信できればと考えております。
のぼり、テンプレート、両面テープ等弊社フォトロジ、フォトルプロには年賀状のお取扱いに関するアイテムを多数お取扱いしております。ご準備がお済みの方、そうでない方もお役に立てるアイテムを掲載しておりますので是非一度ご覧下さい。
フォトロジ
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