自分のカメラに最適なSDメモリーカードを選びましょう!
SDカード選びのポイントとなる各規格、特にスピードに関する規格についてご案内致します。
SDスピードクラス規格
SDカードには動画記録の指標として
「スピードクラス」「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」と
3つのスピードクラス規格があります。
いずれもカードの最低限の書き込み速度、最低保証速度を定めた規格です。
そしてこの最低保証速度xxMB/secの「xx」に当たる数値をマーク化して表示しています。
UHSスピードクラスだけ10の位だけの一桁表示で少しややこしいです。
ちなみに「MB/sec」は1秒間に何メガバイトのデータを転送できるかを表す単位です。
UHS規格
「UHS」とは、Ultra High Speedの略でインターフェースの規格です。高速な転送速度をサポートします。ややこしいのですが最低保証速度の規格である「UHSスピードクラス」と違って最高速度についての規格になります。
インターフェースの規格ですのでカメラのカードスロットやパソコンのカードリーダーなど使用する機器がUHSに対応していないと高速転送を発揮できません。
UHS規格は「UHS-I」「UHS-II」「UHS-Ⅲ」と3つあります。それぞれ理論上のデータ転送速度の最高値が異なります。データ転送速度は以下の通りです。
・UHS-I : 104 MB/sec
・UHS-II : 312 MB/sec
・UHS-Ⅲ : 624 MB/sec (2017年に定義された規格で一般に販売されている製品はまだ少ない)
何を選ぶ?
使用する機器が必要とするスピードクラス、機器が対応しているUHS規格を確認して、最適なカードを選択する必要があります。現在、スピードクラス10(C10)は当たり前になっていますのでポイントはUHS規格になります。
メモリーカードメーカー記載の最高速度を確認する以前に使用する機器のUHS規格の対応をご確認ください。
例えば「書込速度300MB/sec」等とUHS-Iの最高速度104MB/secより速い速度を表示しているカードはUHS-II対応機器において発揮できる速度になりますので、そのカードにはUHS-IIの表示がされており、使用する機器の規格対応が重要です。
SDメモリーカードを使用する現行の一眼レフデジタルカメラの多くはUHS-Iに対応しています。
最低でも「UHS規格UHS-I」「UHSスピードクラスU1」以上のカードの選択をお勧めします。
4K動画撮影に関しては「UHSスピードクラスU3」以上がお勧めです。
また、カードリーダーを選ぶ時もUHS規格の対応をご確認ください。前述の通り、規格に対応していない機器では高速なカードを使用してもその性能を発揮できません。
UHS-Ⅱ対応のカードリーダーを使用すればPCへ高速転送が可能になるメリットがありますので、カメラがUHS-IIに対応していなくても撮影後を考慮してUHS-Ⅱ対応カードの選択もありです。
規格の対応をご確認いただき、皆様のご使用になられる機材に最適なカード選びのご参考になれば幸いです!
弊社では各社の高速なメモリーカードを取り揃えております。
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