銀塩ラボ機を設置時に確認しておきたい注意事項と豆知識
銀塩ラボ機の入替設置をする際に、「あっ!アレ忘れてた!」という状況がたまに発生します。その場で解決できる内容なら大した問題ではありませんが、最悪その日中に設置が出来なくなってしまうケースも考えられます。
近いうちに銀塩ラボ機設置する方、するかもしれない方に知っておいていただきたい、注意事項と用意しておけば便利な物などの豆知識をご紹介します。
確認事項1:電気工事業者の手配
銀塩ラボ機は家庭用コンセントの電気供給とは違い、AC200Vの電気供給を必要としますので、電気工事の免許を持った方の作業が安全です。ラボ機立ち上げ作業の、N&Fテクノサービスさんは電気工事の免許までは持たれていないケースが多いですので、近くの電気屋さんや知り合いの電気工事士さんにお願いするのがオススメです。
確認事項2:母液(スターター)・補充液の用意
当たり前の事ですが意外と忘れがちです。ラボ機本体には薬液は付属されて無く、別途用意する必要があります。
特に母液(スターター)は普段あまり使用する事が無い為、用意する段階で何箱用意すればいいのか分からなくなる事があります。
一例としてフジフイルム社Frontierの場合、
Frontier LP5000R
母液CP49E P1 3.7L UNS×2箱、CP49E P2 K 3.7L × 2箱
Frontier LP5500R
母液CP49E P1 3.7L UNS×3箱、CP49E P2 K 3.7L x 3箱
が必要となります。
母液の購入ページはこちら
・(フジフイルム) FUJIFILM CP-49E P1 K 3.7L
・(フジフイルム) FUJIFILM CP-49E P2 K 3.7L
確認事項3:お湯(冬季・寒冷地での設置の場合)
冬季や寒冷地での銀塩ラボ機設置の場合、水で溶いた薬液を補充してからの作業だと温調が上がるまでかなりの時間がかかり、その間作業がストップしてしまいます。お湯で薬液を溶けば規定温度までの時間が短くなり、ロス時間が軽減され作業がスムーズになります。
確認事項4:HUB・LANケーブルの準備
HUBやLANケーブルもラボ機本体には付属されておらず、別途用意する必要があります。機械入替時には使用中のHUBやLANケーブルをそのまま継続使用される方も多いのですが、実は新しいラボ機はPC関連も大容量データに対応したスペックがつまれています。そのため、今までの古いHUBやLANケーブルを継続使用するとデータ伝達速度は変わらず、せっかくのPCスペックも本領発揮出来ない事になります。出来ればHUBはギガベース、LANケーブルはカテゴリ6以上を用意するのがオススメです。
確認事項5:掃除道具一式
普段動かす事の無いラボ機を入替する際には思いのほかゴミやホコリが床に溜まっています。(たまにお金も出てきます)
あらかじめ掃除機や床洗浄道具を用意しておけば、その場で慌てる事がありません。マスクやビニール手袋もあればなお便利です。
まとめ
以上、最低限必要な物からあれば便利な物までざっと紹介させて頂きました。
その他「ラボ機に関するお悩み」や「買い替えを検討していて提案してほしい」などございましたら、お気軽にフォトルプロまでお問い合わせください。