フロンティアシリーズの末弟、新発売のDE100について聞いてきました!
東京では1月25日、26日に開催された富士フイルムフォトイメージングフェアにおいて、以前から発売が待たれていたフロンティアの最新機種である、「DE100」が展示されていました。
今回は会場にいらっしゃった富士フイルムイメージングシステムズ株式会社の営業推進部マネージャーの岩本様に、気になる点を根掘り葉掘りうかがってみました。
導入をご検討されているかたもそうでないかたにも、ご参考になりましたら幸いでございます。
Q:早速ですが、まずは概要から教えてください。
岩本氏:
フロンティア-Sと同等の本体サイズでさらなる高画質を実現したほか、柔軟なシステム構成やバラエティ豊かなプリント処理に対応し、幅広いニーズにお応えすることができます。発売は4月中旬の予定です。
Q:フロンティア-Sと比較されるかと思うのですが、大きくどのあたりが変わったのでしょうか?
岩本氏:
まず大きな改良点として、画質の向上が挙げられます。またフロンティア-Sでは10万枚だったプリンターの耐久性が、DE100では倍の20万枚まで向上しました。
さらに、ペーパーは89mm幅からご用意いたしますので、89mm×89mmのましかくサイズをはじめ、A4サイズまでの一層幅広いプリントニーズに応えられるようになりました。最小サイズは89×50mmから、最大210×1,000mmまでプリント可能です。
Q:コスト面はいかがでしょうか?
岩本氏:
プリンター本体の価格は50万円以下を予定しており、イニシャルコストをできるだけ抑えておりますが、ランニングコストもフロンティア-Sと同等のLサイズ一枚11円を達成しております。
Q:運用面の特徴を教えてください。
岩本氏:
これまではDIコントローラー(DIC)が必須だったのですが、DE100ではDICを介さずに受付端末と接続できるようになりました。これによってセミセルフの様な運用も容易に行えるようになり、ポイントカードの利用やクレジットカード、電子マネーでの決済など、支払い方法などにも柔軟性を持たせることができるようになります。
また今後はDICより簡易な管理パソコンを経由して複数台の受付端末とプリンターの接続も視野に入れており、更に柔軟なシステムの構築もして頂ける予定です。もちろんDICを介して従来のミニラボのような使い方も、イニシャルコストを抑えたうえで始められます。複数台を運用する際に便利な、筐体もご提供する予定です。
Q:さらに高画質になったとのことですが、具体的に教えてください。
岩本氏:
プリンターに高解像度のヘッドを採用することで、標準画質で1,200×1,200dpi、高画質で2,400×1,200dpiを実現しました。印字ドットが細かくなったうえににじみにくいインクを採用することで、銀塩に迫る高画質を実現しています。
また、耐久性も銀塩同等を確保しており、安心してプリントサービスをご提供いただけます。
Q:銀塩機やドライミニラボと比べた際、優位点はありますか?
岩本氏:
やはりイニシャルコストを抑えられる点や、サイズがコンパクトな点が大きいのではないでしょうか。浮いたコストやスペースを撮影ビジネスに振り向けたり、規模は縮小しながらもプリントサービスは続けたいケースなどにも向いているかと思います。
また本業を写真以外でされていて、プリントビジネスに参入したいなど、リスクを抑えて始められます。
Q:あえてデメリットを挙げるとしたら何でしょうか?
岩本氏:
大幅に増えたとはいえ、20万枚のプリント制限があることでしょうか。逆に申しますと、それくらいしかデメリットに感じないくらいに完成度は高いと思います。
長いインタビューを終え、最後に岩本様よりメッセージを頂きました。
岩本氏「発売が遅れてしまい、申し訳ございません。その分、皆様の期待にお応えできる製品に仕上がっておりますので、ぜひ一度ご覧になってください!」
いかがでしょうか。
DE100を検討していなかったお店様も、だんだん気になってきたのではないでしょうか??
発売以降であれば各エリアでデモを行っていただけますので、まずは一度ご相談下さい!