「ストロボの200Ws」と「ガイドナンバー60」って、どっちが強いかわかりますか?
昨今のクリップオンストロボの光量って、軒並みハイパワーですよね。どんどん進化してどんどん大光量になっています。いまでも十分モノブロックストロボの代わりに使えますが、ガイドナンバーがいくつくらいあれば、何Wsくらいの光量があるのでしょうか・・・?
えぇ、これを読んでくださる皆様はご存知かもしれません。筆者が分からないので調べてみました・・・。
今回はそんな記事でございます。おさらいとして、ぜひご覧ください。
改めて、ガイドナンバーのおさらいから
「ガイドナンバー」で検索しますと、トップにニコン様のホームページが出てきましたので参考にさせて頂きました。
ガイドナンバー(GN)=距離(m)×絞り値(F値)
と出ております。
例えば、5mの距離にいる被写体をISO100、絞りF8で撮影したい場合、ガイドナンバー40以上のストロボが必要になるわけですね。
簡単な式で助かりました。良くわかりました。ストロボの強さというよりは、撮影条件の指標のようなものでしょうか。
しかし、ガイドナンバーは変化する・・・
ホームページを拝見したついでにニコンのカタログも拝見しました。最上位機種の「SB-5000」のページには、
照射角35mm時で34.5、200mm時で55
とあります。
聞いたことはありましたが、ガイドナンバーは一定ではないのですね・・・。発光部がズームして、もっとも望遠で使用した際に最大光量となるよう作られているそうです。
モノブロックストロボにはガイドナンバー表記がない!?
一方のモノブッロクストロボですが、「Ws」表記に関して調べようと、カタログやホームページを見てみましたがなかなかガイドナンバー表記が見当たりません。
あっさり諦め、ストロボメーカーのコメット様に直接、聞いてみました。
「ヘッドによって強さが変わるから、表記できないんですよ」
なんと驚愕の事実が・・・!(知らなかった・・・!)
そしてこれがある意味答えでもありました。Ws表記とガイドナンバーは、そもそも単純に比べられる数値ではなかったのですね。
もうひとつ、コメットの担当者様から「PMT-1200(1200Ws)にPMT-12ワイドヘッドをつけるとガイドナンバー100になる」との情報が。大型ストロボでもヘッドがほぼ固定で使用されるため、ガイドナンバーが表記できたのですね。
「Ws」と「GN」の条件を合わせて比べてみましょう
リフレクターをあまり変えないようなストロボはないかと探してみますと、最近弊社でも人気のGODOXに行き当たりまして、なんとカタログに答えに近いものが載っていました。
とんだ遠回りをしたものです。
AD200というストロボのスペック欄には、フラッシュチューブを使用して28mm相当の照射角を得られるリフレクターを装着した場合、最大ガイドナンバー60とあります。なかなかイイ線の数値なのではないでしょうか。
さらに昔の記憶をたどり、パナソニックのPE-60SGを調べてみました。35mmカバー時でガイドナンバー60とあります。やっと近い値が出てきました。
結果発表!
長々となりましたがここでの一応の結論としましては、
「ストロボの200Wsとガイドナンバー60の光量は単純に比較できないが、近い光量である!」
とさせていただきます!
ここまで引っ張っておきながらはっきりせず、申し訳ございません・・・。
ムリヤリですが、当サイトではWs表記のストロボも、ガイドナンバー表記のストロボも豊富に取り揃えております。
問屋ならではのメーカーの垣根を超えた提案もさせて頂きますので、ぜひお問い合わせください。