カメラ業界人なら今さら聞けない!色々な無線通信規格について
スマホ!カメラ!家電に至るまで、今や無線ネットワークは生活の中に驚く程入り込んでいます。
デジカメ撮影のデータを無線でスマホへ取り込んだり、スタジオ撮影のデータにおいても、撮影と同時にパソコンへ自動送信されるように設定するなど、すでに活用されている方も多いかと思います。
そんな、これまでなんとなく使ってた無線ネットワーク。いまさら聞けない豆知識等を今回はご紹介!
スマホ、PCなどで大活躍!WiFiとは?
恐らく一番身近な無線ネットワークの規格のWiFi(ワイファイ)。
これは実は規格名でWiFiアライアンスという組織が認定した機器にのみロゴの掲示が許されるものであり、このロゴを持っている機器同士は相互に接続ができますよという印なのです。
認定をもらっていない機器は一般に無線LAN機器とよばれており、これらは理屈上つなげることができるが保証はできないといったシロモノでした。無線LANが普及しだした当初は同じメーカーの物でしか接続でなかったりして結構不便ではありましたね!
それが規格をつくることにより異なるメーカー間での通信のルールが策定され、いろいろな機器が相互に接続できるようになったのです。
身近になった無線機器。でも突然つながらなくなったことありませんか?
スマホでWiFi接続をして高速インターネット。でも途中から電波を拾わなくなり、ネットからも遮断!といったケース、結構あると思います。無線をつかって撮った写真をPCに転送、でも撮影の途中から電波が切れていた!
無線機器は基本的に双方を認識して、データのやり取りをします。無線ですので機器同士が電波を発しているわけですが、まず疑うべきは混線です。
身の回りで電波を発する機械がたくさんあります。電波はそれぞれの規格で使う周波帯が決まっておりますがそれでも強弱によって干渉し、電波を阻害することがあります。
無線LANと干渉しやすい機器として電子レンジが有名ですね!あとは鉄板や水は電波を通しにくいということも知っておいて損はありません。
一度電波が切れると親機、子機共に電波を発信して相手を探します。たいがい、自動再接続はうまくいかない事が多いです。また、バッテリの減りも早くなります。
無線LAN(WiFi機器)を使うときは周りの環境も注意することが必要なのです。
WiFi以外の無線規格はないの?
WiFi以外で無線規格と言えばBluetooth(ブルートゥース)が有名です。
こちらもWiFiなどと同じ2.4GHz帯の電波を使いますが、特徴として消費電力が低い、低速で簡易な情報のやりとりに使用されます。秘匿性は高くないのでシンプルなデータ(音声など)のやりとりに使用されることが多いです。
ただしWiFiなどと同じ周波帯を使うため、同時に使うと混線する危険性があることは注意です!
アクションカメラなどのコントロールも消費電力が少なく、機器も小型化できるメリットのあるこのBluetoothを使うことが多いです。(写真の転送自体はWiFiが多い)
電波自体は非常にシンプル。1対1の通信が基本となりますので複数台集中運用などには向いていません。
ですのでワイヤレストランスミッターは殆どWiFiなんですね。
いろいろな技術が導入されている無線ネットワーク。調べておいて損はない!
IoT(Internet of Things)という単語はいろいろなところで聞かれていると思います。
いろんな機器がインターネットに接続され相互情報交換したり制御するという概念ですが、これには無線ネットワークは不可欠と言えます。
われわれの業界ではドローンを使った撮影だったり、イベントスナップなど写真をリアルタイムにPCに転送等が身近であると言えます。
DPEではスマホからのプリントを受け付けるためWiFi対応になっている機器も多いです。
一部の機器ではバッテリの充電も無線でできるようになっており、またドローン撮影などは無線なしにはできません。
日々進化する無線技術、深掘りしてみるのも面白いかもしれませんね!
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