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ソフトバンクショップに銀塩プリント導入!?実際にプリントしてみました

あのソフトバンクの店頭で「写真プリントサービス」が始まる!というニュースがこの2017年の2月に発表されました。ご存知の方も多いのではないでしょうか?

ソフトバンク、写真セルフプリントコーナー「スマホプリントステーション」をソフトバンクショップに開設 
参考: http://www.nikkei.com/article/DGXLRSP435226_R00C17A2000000/


こちらのニュースの前後にキタムラの129店舗閉店の知らせがあったこともあり、写真プリントを取り巻く業界の変動を感じたことと思います。
提携先のプラザクリエイトさんは一時的に株価も急上昇しました。
 
しかし、一番みなさんが気になっているのは、業界のことでも株価の話でもなく、ソフトバンクの参入によってみなさんのお店にどのような影響が出るのか!?ですよね。
事前情報では「世界初のセルフ印画紙プリント」と銘打たれているものの、具体的なシステムが全然分かりませんでした。

「昇華型では無いらしい」
「これまでのセルフ端末との違いが分からない」
「そもそも印画紙プリントって何?」

など、噂と憶測が飛び交っていた状態です。
結論から言うと、本当に銀塩プリントのようです。
 
うーん。セルフで銀塩、いったいどんな端末なのか気になりますよね。
端末機の使い勝手やお客さんの反応、写真の出来はいったい・・・?
いずれにせよ、一度実物を見に行かないと何も分かりません。
 
というわけで、大阪でいち早く「スマホプリントステーション」が導入されたソフトバンク グランフロント店へ、敵情視察に行って参りました!
 

銀塩セルフプリント機、実物はどんなもの!?

早速、実機を見てみましょう。

 

こちらがプラザクリエイト様が開発・提供する出力機「ファーストラボ」です。
公式サイト: http://www.plazacreate.co.jp/company_firstlab.html

温かみのあるウッド調のカウンター、受付用のモニターが片面3台の計6台。スマホ用のケーブルとレシート端末機もありますね。
このカウンターがそのまま出力機の筐体になっているようです。パッとみた限りではこの中に機械が入っているようには見えません。オシャレですよねぇ。

短辺側には白いボックスがあります。消耗品の交換用でしょうか・・・?
足元の部分に排気・排熱口のようなものも見えますね。しかし、ミニラボ機らしい動作音は全く聞こえません。

受付機の前に座ってみるとこんな感じです。

待機画面はプラザクリエイトさんの店頭機と同様です。
「デジカメ・スマホ」向けのプリントであることを推し、画面のベゼル部分には「スマホを差すだけ」「SDカードを差すだけ」と、とにかくプリントが簡単であることをアピールしています

モニター下の白いトレイはプリントした写真の受取部分。こちらから写真が出てきます。
うーん。中がどんな仕組みなのか気になります。
 
ちなみに写真のサイズはL判、2L、6切の3種類、
それぞれ、L判が39円、2Lが100円、6切が600円でした。
 

サービスの流れ

受付機の前に座る

スマホを差す

プリントする写真とサイズを選ぶ

トレイから出てきた写真を受け取る

レシートを受け取って、レジでお会計。

 

 

とても簡単ですね。
受付開始~写真の受取まで、椅子から立たずに操作ができます。
また、レジでのお会計になるため、プリント操作時点でお客様は財布を取り出す必要がありません。一度レジを通すので、クーポン券を使った割引対応もできそうです。実際、筆者が利用した4/5時点ではL判一枚18円のキャンペーンをやっていました。

 

受付機の使い勝手は?

店頭受付端末の操作感はフジフイルム様のWPSと似ています。サクサクと動作してストレスは特にありませんでした。

個人的に大きな違いとして感じたのは、待機画面からすぐプリントメニューにつながる点です。
WPSの場合、フォトブックやおまかせプリントといった複数の選択肢があるメニュー画面が表示されます。
(参考:http://fujifilm.jp/business/photo/digital_lab/frontier/wonder_print_station/feature.html)
 
プリント商材の多様性を訴求できる一方で、初めてのお客様が戸惑ってしまうこともあると聞きます。
ファーストラボの受付機は、写真プリントに特化してお客様を迷わせることがないため、その点では軍配が上がります。(もっとも、今後サービスを多様化させていくとは思いますが)
 
スマホを接続したあとの読み込みもスムーズです。筆者のiphone6は画像が1600枚ほど入ってますが、体感的な待ち時間はほぼありませんでした。
読み込み後は、日付順・フォルダ別で写真を選択できるサムネイル画面に遷移します。この段階で写真を選んでいく手間はどの端末でも共通ですね。
 
肝心の操作画面の写真ですが・・・撮れませんでした!申し訳ございません。
操作中の筆者の背後に、ソフトバンクショップのスタッフさんが控えてらっしゃったので…

 

プリント中・プリント後のスタッフの対応は?

サービス開始直後だったため、スタッフさんがファーストラボの周囲に2名ほど待機されており、操作方法が分からないお客様にも丁寧に案内されてました。
プリント後→レジまでの導線でお客様が困惑される場合があるためか、受付票発行後のレジまでの誘導もされていましたね。
おそらくこのタイミングでフォトフレームやアルバムを勧めるのではないでしょうか。
(ここまで丁寧だと、「セルフプリント」である必要が無い気もしますが・・・)
 
そうそう、写真を入れるためのハイゼックス袋はいただけなかったため、写真はそのまま持ち帰らなきゃいけないようです。
 

出来上がった写真は本当に銀塩!?

画像は違いが分からないため割愛しますが、本当に銀塩です。
印画紙はパレットプラザ様のオリジナルのものらしく、メーカーは分かりませんでした。

こちらのブログ http://poppop.sblo.jp/article/178877118.html(しゃしんのポップ 本店様)によると、廃液処理などの日常のメンテナンスはパレットプラザ様がやってらっしゃるとのこと。
出来上がった写真は、少しベタっとしていて、プリント直後はくっつくような印象を受けました。
発色については筆者では何とも申し上げにくいためコメントは差し控えます。
オペレーターがいるわけではないので、おそらく自動色調補正のようなものが掛かっているのではないでしょうか。

 

 

店内でのセルフプリント機の扱いは?

今回筆者が訪問したソフトバンク グランフロント店では、店舗スペースの一番奥に設置されていました。プリントショップでのセルフ端末と扱いが大きく異なります。

スマホカバーのようなアクセサリーや、スマホの操作方法を聞きに来たお客様に、オプションサービスとして誘導するような使い方のようです。

上の写真でも分かるように、パッと見た限りではプリント機とは分からないデザインですし、一般のお客様は案内されないと使わないと思いました。筆者のようにプリントメインで来られる方は現状では少なく、これから徐々に浸透させていくようです。

 

使ってみた感想

正直に申し上げると、現状では「プリントショップに対する脅威」とまでは感じませんでした
確かに、携帯ショップなのでお客様も入りやすく、端末もスタイリッシュで若い方でも扱いやすいです。おまけに丁寧な接客の若いスタッフさんが解説でついています。
スマホは持っているものの、使い方を良く分かっていない。そんなお客様の写真プリントのハードルを引き下げるという点では、専門店に勝っているかもしれません。

一方で、プリントショップならではのメリットもまだまだあるように感じました。
なんと言っても長年写真に携わったプロがプリントします。色が違うのはもちろん、遺影写真や証明写真といった日常的に使う写真の提案力の点でも、比べるまでもないでしょう。

そういった「写真屋でしかできないサービス」のクオリティをアピールしつつ、写真に興味の無い層にカジュアルに楽しんでいただけるお店作りができれば、上手に差別化できるのではないでしょうか。

そんなプリントショップ様のお役に立てるよう、フォトルプロでは今後も業界の変化や、各プリントショップ様の取組を随時紹介していきたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました

 

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株式会社ナニワ商会 小笹(コザサ)

株式会社ナニワ商会 小笹(コザサ)

卸事業部 大阪営業所 愛機のOLYMPUSを片手に、大阪エリアで営業する入社一年目です。 業界について勉強中の身ですが、皆さんのビジネスに、ご参考となる記事を書ければと思います。 おはようからおやすみまで、スマホを手放せない末期のネット依存患者です。 ライフワークは音楽制作と読書。ギターと村上春樹を語らせると手がつけられなくなります。

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